概要

「日露の大学間連携による災害・被ばく医療科学分野におけるリーダー育成事業」

本事業では,「日露の大学間連携によって,災害・被ばく医療科学分野における日露両国,及び世界の専門家育成」を図ります。31年前にチェルノブイリ原子力発電所による被害を経験したロシア連邦の「I.I. メーチニコフ名称国立北西医科大学」(以下,北西医科大学)をはじめとするロシア連邦及びベラルーシ共和国の大学及び研究機関と,6年前に東京電力福島第一原子力発電所事故を経験した日本の長崎大学及び福島県立医科大学が連携し,世界的にも人材が不足している災害・被ばく医療科学分野の専門家育成に取り組みます。
日露の大学間連携による災害・被ばく医療科学分野におけるリーダー育成事業
[交流予定人数]
年度 H29 H30 H31 H32 H33
学生の
派遣
6 10 10 10 10
学生の
受入
0 10 10 10 10

交流プログラムの概要

交流プログラムの概要
長崎大学及び福島県立医科大学の「災害・被ばく医療科学共同専攻(修士課程)」の学生を北西医科大学等に派遣し,生物統計学や放射線生物学といった分野の講義を受講させ単位互換を行います。

また,北西医科大学等の学生を長崎大学及び福島県立医科大学で受入れ,リスクコミュニケーション学や被ばく影響学といった分野の講義を受講して単位互換を行います。更に長崎大学・川内村復興推進拠点や福島県立医科大学における実習にロシア側の学生が参加するといった交流実績の構築から最終的なダブル・ディグリー制度の構築を行います。

本事業で養成する人材像

チェルノブイリ・福島での教訓を踏まえ,以下のような人材育成を長崎大学,福島県立医科大学と北西医科大学の連携によって行います。
  • 防災計画等から放射線災害発災期の原子力災害医療を含む医療に対応できる人材
  • 災害発生前,収束期から復興期の災害サイクルに応じてリスクコミュニケーションや保健活動等ができる人材
  • 科学的エビデンスの創出,国際機関,専門委員会などで国際的なガイドラインを策定できる人材
本事業で養成する人材像

特徴

北西医科大学とのダブルディグリー構築に向けて
本事業は,チェルノブイリ原発事故を経験したロシア連邦の北西医科大学と,原爆や東京電力福島第一原子力発電所事故を経験した長崎大学,福島県立医科大学が,これまで蓄積した知見を人材育成分野に応用し,日露両国のみならず,世界における災害・被ばく医療科学分野の専門家を育成することが,最大の特徴です。
北西医科大学とのダブルディグリー構築
単位の相互認定や成績管理、学位授与に至るプロセス
  • 講義への参加状況、レポート、筆記試験等による単位の認定
  • UMAPのUCTS単位互換制度を採用
  • 単位互換対象科目については、講義の最後に1時間から2時間の総括講義を設け、UCTS1単位に相当する授業時間を確保
  • GPA(Grade Point Average)による成績の管理
  • 本プログラムの概要、その履修を通じて得られた能力等に関する情報を学位記に添付
質の高い教育が提供されるよう、
交流プログラムの内容に応じた教育体制の充実
  • 長崎大学のジャック・ロシャール教授(国際放射線防護委員会副委員長)はじめ、IAEA(国際原子力機関)、IARC(国際がん研究機関)等国内外の専門家による英語教育を実施
  • WHO(世界保健機関)での勤務経験を有する教員を配置するなど、日本人教員についても教育体制を整備
  • 定期的な合同FDを通じて英語による教育についての認識を共有
  • 共同専攻運営会議(コンソーシアム会議)において協議することにより、教育体制を改善

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